管理職がマルクスの資本論を読んで考える事、会社員がやるべき対策

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資本論とは

1867年にドイツのカール・マルクスによって書かれた哲学書です

資本主義全盛の時代にこのまま労働者への搾取が進むと世界が崩壊してしまう

資本主義に意義を唱える内容になっています

その中で商品 紙幣 労働力の3つの構造について書かれていますが

会社員にとっては労働力についての内容について知っておく必要があると思います

商品と貨幣の関係は等価の関係にあると考えて下さい

商品の販売価格はどのお店で買っても他所の差があるにしても

10倍、100倍も違いはありません

コンビニの唐揚げ5個の値段はおおよそ200円で販売されています

それは商品原価に大きな違いはないと言えるからです

しかし労働力はどうでしょうか?

初任給の月給は概ね23万円から28万円程度でしょう

賞与などで年収の上限はあるにしても年収に対しても280~380万円程度

ではないでしょうか

どんなに利益が出たとしても労働力はほぼ固定の状況です

反対に資本家はどうでしょう

大きな利益が出たとしても給料をその都度増やしたりしたりはしません

営業利益が120パーセントになったとしても

労働者の給与が120パーセントになったりはしません

もちろん、借入や設備投資に利益を使われて労働者に還元されななり場合があります

資本家がなぜ借入金を返済したり設備投資をするのか

それは

さらに商売を拡大させる為により小さな労働力で大きな利益を得る為でしょう

今の労働基準方で正社員は守られていますが

設備投資により効率が上がった場合

パート社員、契約社員は期間満了により契約延長にはならないでしょう

正社員の労力は変わりません

人件費が減った分

資本家が丸ごと利益を得る事になります

会社員は必ずと言ってもいいほど

会社から目標の売上予算や目標の落とし込みをされます

真面目な会社員は何の疑いを持たずに右肩上がりを当たりまえと考えます

しかし

本当にそれでよいのでしょうか

少なくとも安定は手に入るかもしれませんが

成果に対してリターンが低すぎるとおもいませんか

資本家は労働力を安くする事を常に考えています

そして安くて良い商品を次々に販売すると

デフレのような状況になってきます

結果として少ない給料でも労働者は生活できる状況となり

資本家はただただ利益を得るという仕組みです

搾取に次ぐ搾取によって資本家の元にお金が集まり

労働者は格差はあるにしても

資本家との差が縮まる事はありません

資本家とは会社経営をしている非上場の会社に限った事ではなく

上場していれば株主も資本家という事になります

労働力を安く抑えて商品の販売量を増やせば配当が増えるからですね

その為に出資をしています

出資されたお金は利益を増やす為に使われるので

そのお金が労働者に支払われる事はほぼ無いでしょう

会社員には全く未来のない話のようです

資本家と労働者との間に大きな差が生まれる事により結果として大きく

バランスを崩してしましその関係性は最終的には破綻するのではなかと考えており

そのような社会になってはいけない

今から150年前にマルクスが提言しているのです

実際は労働組合の活動も活発でブラック企業について言及される事も増え

以前よりは搾取の構造が変わりつつあるように感じてはいますが

世界を見てみれば GAFA(google Apple Facebook Amazon)世界の覇権を握っています

集まった資本は主業から派生して様々な業界に広がっており

Facebookは全米46州からの大型反トラスト提訴に直面しています

 反トラスト法(はんトラストほう、英: antitrust law)は、アメリカ合衆国における競争である。

アンチトラスト法とも表記される。 競争の一般的な説明として、反トラスト法はカルテル、トラスト (企業形態)、コンツェルンの独占活動を規制する。

Wikipedia

市場支配力を維持させるために競合他社を違法かつ略奪的方法により買収したと言われている

そのような事が可能になるほど、資本家にお金が集まり始めるとスピードは加速し

行き着くところまでいけば最終的には1社がすべての覇権を握る事になる

そのような事もマルクスは予見していたのかもしれません

そのような仕組みを聞かされて資本の無い会社員はどうするべきなのか

今後も搾取される日々を過ごすしかないのか?

そうではありません

現在は副業について理解のある企業も増えており

個人事業主として事業を行ったりマイクロ法人を設立したり

経営者になる事についてハードルは低くなっていると思います

大きな資本は無くとも搾取されない状況になれば

少ない利益で大きなリターンを得る事が可能です

もしくは

株主になる事で完全なる労働者からの脱却も可能です

少額からの投資信託などはだれでもできる資本家への第一歩ではないでしょうか

積み立ての投資信託などはだれでもできると思います

この理屈を理解して早い段階から資本家に回り込むための行動を取る事が

どれだけ大切か

老後の資金として2000万貯金するのも大切ですが

リタイヤ後は減るだけです

資産家として2000万円あればさらに増やす可能性はあります

過去から読み継がれてきたマルクスの資本論はすべてが現在の状況に合致しているとは

言えないかもしれませんが

資本家と労働者の関係についてはマルクスの危惧した状況に進んでいるのではないかと考えます

今の仕事を続けながら資本家の顔をもって生活するのが

今の世の理想ではないかと考えます

お金の勉強を始めていきましょう



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