エッセンシャル思考とはグレッグ・マキューン氏が提唱している
最小の時間で成果を最大にするという考え方の事を指します
中間管理職以上であれば少ないインプットで最大のアウトプットを
そのような事を意識するよう言われてきたのではないでしょうか
多くの管理職ビジネス書の中でも語り尽くされた感はありますが
この著書は階層に関係なく参考になる著書ではないかと思います
とはいえ今回はあくまでも管理職目線で見極めについて抜粋し読み解いてみたいと思います

見極めとは
数あるタスクの中から適切な優先順位をつける事が必要です
全てのタスクを決められた時間でこなす事は無理です
当たりまえだと思いませんが?
しかし自分の部下で仕事が遅かったり成果が出ていないのであればもしかすると
部下への落としこみが甘いのかもしれません
指示された順に仕事をしてしまう場合は
完了するタスクが少ない為、常に仕事を抱えており自分が何をしているのか
すらわかっていないのではないでしょうか?
頑張っていはいるけど見合った成果が出ていない
簡単な仕事から順番にタスクをこなしており
重要なタスクは後回しになっている事が考えられます
この書籍は落ちてくるタスクを見極めながら選択し、上手に断りながらも
成果の見込める重要な事に時間を使うという事ですが
部下にそのスキルが身についていない場合は上司である管理職が部下のスキルを見極めて
各部下に合わせたスピード、仕事の大きさ等を考慮する必要があります
現在、会議やミーティングなどで一括で落とし込みをしているとして
部下の成果に大きなムラが出ているなら
この状況に陥っている可能性が高いでしょう
断る選択肢がない部下がほとんど
指示した事がどのような内容であったとしても
管理職からの指示であれば部下は仕事として取り組むでしょう
どれくらいの成果を期待しているのか
何のためにこの仕事を指示しているのか
できるだけ明確に示す必要があります
しかし
管理職として部下に指示を出すのであれば
その指示の延長線上には部下の成果になる内容でなければならないと強く思います
仮に予算金額5000万を目標に設定をしている中で
500円の商品を10件に販売してきなさいという指示を出したとしたら
部下はそれを一生懸命一日二日と時間を使い達成してくるでしょう
そして
目標の5000万円に未達で期間を終了した際に
部下は500円の商品を売る事に時間を使った結果予算が達成できなかったとは
言わないでしょう
もちろん両方達成する部下も存在するのでしょうが
大きな目標を達成させる手段として小さな目標を設定してあげる必要があります
エッセンシャル思考の中には断る事の必要性が書かれていますが
指示を断れるシーンは少ないと考えます
あなたが管理職なら
部下にエッセンシャル思考の断る力を使わせるべきではありません
指示内容が部下の為になる内容であれば良いのです
また、指示内容についてどのような結果を求めており
なぜそのような指示が出しているのか時間をかけて理解してもらう事を大切にしてください
でも断る
無駄な事はやるだけ無駄です
アホな管理職はやらないよりやった方が良いと考えています
時間が無限でなければ当てはまりません
成果の少ない事はやらない方が良いですし
その時間を他の事に使う、もしくは家に帰って自分の好きな事に使った方が
幸せだと思います
中間管理職、管理職が仕事を断る場合は企業の中でも上位管理職を相手にする事になります
無駄だからやりませんと言いたいところですが
中々言える人は少ないでしょう
しかし本当に意味のない無駄な指示なのでしょうか?
それを確認するのは管理職の仕事だと思います
目的がわからなければ確認するまでです
その目的がわかればこっちのものです
その上で、別の手段を提案して承認を得ればよいのです
目的を理解せずに部下に落とし込む事は決してやってはいけません
無能な役員と同じ扱いを受けるだけでしょう
戦略のない企業は多く、社長、役員の思い付きで仕事が落ちてくる事があります
その思い付き指示を
ただのスピーカーとして発信してはいけません
一時的には断り別のルートを示しましょう

まとめ
しっかり考える時間をつくり、すべてを受けるのでは無く
考えてタスクを受ける
無駄な事はしない
重要な事を選択してその事に集中するそれが出来ないから会社員は辛いんです
中間管理職としてのエッセンシャル思考とは
結果としてエッセンシャル思考になるようにタスクを受けて課員にタスクを下す
これが楽しい管理職のエッセンシャル思考の見極めと思います
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