【世界標準の経営理論】におけるリーダーシップ理論

Life

世の中には多くのリーダー本があるが自身の環境や力量に合致した書籍には出会いにくい

そこで

経営について理論で説いた書籍 入山章栄著 『世界標準の経営理論』 から

一部参考にさせていただき

私の経験とミックスして記してみたいと思います。

リーダーの定義

キーワードは 変化 影響 動機

他者に変化をもたらす存在である事

リーダーシップについて半世紀の間で様々な理論・視点で語られてきているが

いくつかを紹介します

リーダーの個性の理論

リーダーの個性の理論 1940年代~

前提にリーダーを務める人は他の人と比べて特異でユニークな資質・人格がある・・・という前提にある

リーダーの個性が部下へ何かの影響をもたらすことで、部下やチームが高いパフォーマンスを上げられる事である

さて、1940年代と聞いて驚いている方も多いのではないだろうか

まだこのようなリーダーは大勢おられます

圧倒的な個性でカリスマ的な力で社員を引っ張る感じでしょうか

歴史あるファミリー企業の社長、会長

そのようなイメージです。

リーダーの行動の理論

リーダーの行動の理論 1960年代~

リーダーごとに部下に対する行動スタイルは異なり、その違いが部下や組織のパフォーマンスに影響すると考える事

行動スタイル

・業務重視 

・従業員重視

さらに

・ルール・役割分担などの設計重視

・部下と友好的な人間関係を重視

上記の4つはとても大切な部分かと思います

偏った考えの管理職が非常に多いのではないでしょうか?

偏ってしまっているのは、会社の体質にもよってきますが

自身が理想とする組織にをイメージする事で

たとえ成果主義の体質にあったとしても

それが回り道になったとしても

部下の性質を見極めて最終的に成果の出せる組織づくりになる

かと思います。

リーダー・メンバー・エクスチェンジ

リーダー・メンバー・エクスチェンジ 1970・80年代

リーダーと部下の心理的な交換・契約関係

今までのリーダー対部下層と考えるのではなく

リーダーと部下(個人)の関係性に着目した理論となります。

日々の業務の中でリーダーの期待以上の成果をだせば、リーダーはそれを高く評価し

適切な報酬を与える

その結果として部下もリーダーからの評価に対して報いたいという心理が働き

さらに一生懸命働くようになる

それを日々の仕事の中で蓄積させるのである心理交換・契約の好循環 である

日本語で言えば えこひいきである。

私は部下に対してえこひいきをする事を公言している

あくまでも、男女、見た目、年齢、性格などでのひいきはしない。

仕事上の交換・契約関係による えこひいきである

ルール違反やダメだと感じれば平等に注意して理解を求める為

えこひいきをしている社員にだけ特別扱いするのとは違う

指示事項に対して大きな予想以上のリターンを出した社員に対して

こちらから出せるリターンとして権限を与える事をえこひいきと呼んでいる

グループの中で権限を有する事は当然自身の考えが通りやすくなり

責任と共にではあるが、仕事は格段にやり易くなる

また、任された社員はモチベーションが上がる可能性がとても高い

私は、権限を渡す時は小さなグループ内の事であっても

組織全体に発信をするようにしている

『この案件はA社員に任せる事にした』

『私よりA社員が進めた方が成果が出そうなので任せたいと思う』

このような感じで宣言してしまう事が良い

完全に任せるには難しい案件の場合は

多くの社員の前で宣言する事で自分にも言い聞かせる意味もある

『なにかあっても責任は私にあるので』

これをプラスしておく必要があります

上司が不得意な事を丸投げしたと感じる社員が出てきてはなりません

あくまでも責任は自分にある事は宣言しておきましょう

それを聞いている社員とも上記に記されてある

リーダーと部下の心理的な交換・契約関係

を構築する事が狙いでもあります。

平等に配分する事は心理的な交換に不平等を感じてしまう社員が出てくる

その社員が優秀な社員であった場合

あたたの理想の組織は作る事が困難になると考えた方が良いでしょう。

シェアード・リーダーシップ

シェアード・リーダーシップ 2000年代~

従来のリーダーシップ理論とは異なり

グループに複数のリーダーが存在し、場合によっては全員がリーダーシップを執る考え方である

立場を超えた知識の交換こそが重要と考え

メンバー全員が当事者意識を持ちやすくなる作用がある

結果として大きな成果を生む事となる

1人の上司に部下が連なる従来の垂直型そしきに比べて

シェアード・リーダーシップ型は今までの上司、部下の関係では無くなり

古い体質の組織では活用が難しいかもしれない

しかし、会社や部下の成長を考えるなら取り入れるべき内容と言える

社歴や役職が尊重されなくなるのでは無いので

このブログを見ている管理職層は勘違いをしないようにして欲しい

社歴や役職に関係なく無能な社員があぶり出されてしまうので

そんな時には社歴や役職を使って

脱落者が出ないように調整をするのが管理職としての仕事でもあるのだ

すべてにおいて、部下より秀でている必要はないので

しっかりディレクションする事があたなの仕事である

部下はその事もしっかり見ているので

あながたプロジェクトの真ん中にいる必要もなく

その中で無能だと勘違いされてしまったなら

その組織は成果を出す事は難しくなるだろう

最後に

リーダー論を記した書籍はとても多い

そしてリーダー論は時代と共に変化しているとも記されている

しかし

本質は違わないのではないだろうか

たしかに企業文化によって組織の作り方は違う

業績評価によっても違ってくるのだろう

このブログを読んでくれている方は管理職、または準管理職の方であろう

部下を持ったなら自分のビジョンを持ってディレクションする事をお勧めする

自身が理想とするチームを作り上げるまでには

会社やさらに上の上司の盾となり部下を守らなければならない

そして、あなたのチームが成功した時に

今までの古い企業風土や評価制度に変化が必要と考える層が生まれる

部下層は変化を求めている事が多いのだ

上昇志向の社員が常に変化を求めている訳ではないが

その層の社員は周囲の変化に敏感に対応しているから

社会と会社とのギャップを感じてしまう

結果的に会社の変化を求める事となる

私も常に上司にそのような期待をしていた

その中で自分の持てる知識、時間は惜しみなく使ってきた

自分の成果が上司の成果となり

同じ考えをもった上司を上にあげる事で会社を変える

その上司が自身を引き上げてくれる

結局はリーダーシップ論とか難しい本を読まなくても

仲間を増やすにはどのように行動し接すれば良いのか考える事が

大切なのではないかと思われる。

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