『コロナ』『管理職』で検索すると『不要』というワードが関連として
上位に出てきます
外出制限、出張制限。出社制限、直行直帰、在宅ワークなど
今までと違う働き方をする中で管理者がいなくとも
成果が出せると感じた部下層が管理職が必要ないと考えて検索をしている結果
かもしれません
確かにネット界隈でもそのような記事を多く目にします
これから始まるコロナリストラは「部長・課長」が1番危ない
https://president.jp/articles/-/35936?page=3
このような記事を読んでみると
リモートワークの中
自分の仕事を見つける事ができなかた管理職の事を指すようです
部下層だけでなく上層部からも必要の有無を問われて
リストラの対象になる事はそう遠い先の事ではないでしょう
コロナはいずれ落ち着く時が来るでしょう
しかし、業界によっては市場が回復してから今回のマイナスの回復させるまでに
3年以上かかると考えられます
ワクチンの開発、配布状況によってはそれ以上かかるかもしれません
また市場が変化しコロナ前の状況に戻ったとしてもビジネスモデルとして
成り立たない企業も増えると考えられます
そのような激動の時代に
進捗管理をすることに特化した人材は全く必要ないでしょう
おそらくは今までも必要なかったのかもしれません
組織の中には自分の仕事を自分で作ってしまう人がいます
体力のある企業は企業慣習によってそのようなポストが存在し
年功序列が守られている場合が未だに多くあります
しかし、そのような古い体質は急激に無くなるでしょう
企業に、部下に必要とされる
中間管理職をめざさなければなりません
必要ない管理職とはどのような人物なのでしょうか

自分の仕事を自分でつくる管理職
ある程度の権限があれば自分の仕事を自分で作れてしまいます
例えば
無理難題なお題目で部下からの意見を求める
↓
資料提出をさせてそれを取り纏める
↓
そして自らが会議を開催する
↓
元々が無理難題なお題なので問題解決に至らない
↓
解決に至る意見が出なかった内容で議事録をつくる
↓
不毛な会議になった事については部下の責任となる
↓
意見を出せとは言うが、責任を取りたくないので自分は意見を言わない
↓
部下を巻き込んだ問題提起を繰り返し仕事をしているつもりの
マッチポンプ管理職
主に経営者に対してのアピールかと思いますが
かなりの企業に存在すると考えられます
特に、支店ではなく本社や決済機能をもっている部署でよく見られます
今までは中間管理職の立場から排除するのはかなり難しい人物であったと思いますが
これからの時代は違います
放っておいても排除されてしまいます
問題提起をした管理職が自身の責任の元に解決に向けて行動を取れば
不毛な会議はなくなるでしょう
部下から意見が出ないのであれば、自らが意見し理解納得してもらう案を
示すべきなのです
問題点に気づけた点は上司として当たり前の事
それだけを成果と勘違いして部下にすべてを丸投げする
管理職は淘汰されてゆくでしょう
監視しているだけの管理職もどき
目標達成と登山を掛けて説明する場合があります
経営者が目標とする山、登頂までの目標時間などを決定します
そして管理職がどのようなルートで決められた時間内に登るのかをプランニングする
それが管理職の役割という事になっています
達成に向けてチームをどのように動かし、ゴールに導くのか示す事が
必要で自らが先頭に立って行動しなければなりません
しかし
『このペースじゃ間に合わないぞ』
『スピードが遅くなっているぞ』
『あと○○時間でリミットだぞ』
『いい調子だよー』
『なんでこの道を通ったんだ』
『なぜ間に合わなかったんだ次はどうするのか考えろ』
このような偽物管理職が急増しているのです
部下からすれば邪魔な存在になっています
生産性を下げるだけの存在です
管理という言葉を履き違えている方が多いようです
目標達成に対して細かな進捗管理を行う事が仕事になっており
状況判断をもとより、現在のチームのパフォーマンスが最大限に発揮される状況にし
目標達成するためにどのような手段がチームに合っているのか
部下の力量や得意不得意を見極めてチームがベストな結果出させるプランニングを行う
それを行う為に進捗管理が必要なだけで
細かい進捗報告や的外れな意見しか出ない管理職もどきは不必要でしょう

管理が得意だと思っている管理職
リモートワークをが進む中で管理のみを行ってきた管理職は
報告を受ける回数が減った為に
存在意義を失ったのではないでしょうか
そんな状況に危機感を覚えて通常よりも多くの
定時報告や資料提出を部下に強要していませんか?
受けた報告に対して意見する事は悪くはありませんが
報告がなければ指示を出せないなら
不必要な管理職と言えるでしょう
また、部下から出された報告に対して自身が裏付けを取ることもできずに
鵜呑みにして対処していませんか?
無意味な報告会に対して時間を割きたくない部下は真実の報告をしてくれるでしょうか?
早く終わればいいと思っているだけです
そのような事に気付けずに管理する事が自分のスキルだと勘違いしている管理職は
多いようです
私が実際にキャリア採用を行った際にも
部長ができます、課長が出来ますと言ってアピールしてくる方が後を絶ちません
内容は様々ですが、進捗管理に重きを置いている方が多かったです
業界が同じであれば通用する部分もあるかと思いますが
採用の決め手になるスキルではありませんでした
特に大手企業の管理職経験者は似たような傾向にありました
業界経験やデータ抽出ができれば管理はだれでもできるのです
進捗管理しかできない管理職は必要ないと思われても仕方ありません

まとめ
本物の管理職は業界が違えど通用するものでなくてはなりません
進捗管理を任されているのではなくチームとして成果を出す方法、手段を任されているのです
また、コロナ禍においてメンタル面で不安定になる会社員が増えております
それはあなたの部下だけでなく上司も同じ状況かもしれません
経営者からの目標や指示が正しいとは限りません
自身が任されたチームの目標を中長期的に判断し
今やるべき事を冷静に判断する事が大切です
上司に対して進言することも必要になってくるかかもしれません
そのような行動や発言を部下は見ています
私はこのような状況だからこそ中間管理職は必要だと考えています
組織の中で中間管理職でなくては、できない事が多くあると思うからです
多くのビジネスパーソンが今まで経験したことのない状況に置かれております
当然の事ですが
コロナ禍における管理職不要論はこの数か月の働き方の変化の中で出てきた
言葉です
こんな短期で不要と言わせるわけにはいきません
雇用調整助成金の期限が21年2月まで延長され
来年転職市場は大きく動く事になる事が考えられます
降格、リストラ、減給のような事に巻き込まれそうな管理職が大量発生するでしょう
プレイヤーとして成果を出せたからこそ、現在管理職の職に就いているはずです
管理職としての仕事を見直しこの難局をチャンスと捉え
自分磨きの時間に充てていきましょう
過去に味わった事のない難局を乗り切る事ができれば
とてつもないスキルが身につくと思いませんか?
コロナが落ち着いてから管理職になった社員に追い抜かれる気がしません
それぐらいものすごい経験をできているのです
不要なんて言わせない
中間管理職が必要だと知らしめてやりましょう
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