身に覚えのないパワハラ被害を受けた話

ハラスメント

今回は私の話ではありません

身に覚えのないパワハラ被害で訴えられ結果として退職を選択した友人の話になります

パワハラはやっている方に認識が無い場合も多く

身に覚えがないとしても周囲から見ればパワハラだと思われているケースも多く

やっている本人は熱心に指導しているだけの場合もあります

しかし訴えが出てしまった場合は弱者側の言い分が通るのが通例です

どのようなパワハラだったのか

彼はプレイヤーとしても優秀な営業員で教育係も任されるような人物で

多くの後輩社員を立派な営業に育ててきました

だれもが知っている大手企業員勤めている彼は

ハラスメントの研修などにも積極的に参加し意識は高かったはずでした

そんな彼のもとに一人の新入社員が配属され教育係となったのです

今までも若手教育には力を注いでおり、今回もしっかり人物を見て

その人に合った教え方をしていたそうです

そんなある日

人生の歯車を大きく狂わせられる事件が起きます

外出していた友人上司は、内勤をしていた新入社員に書類作成の依頼をしたのです

書類作成と言っても社内にあるフォーマットの書類に顧客名を入れるだけの作業で

その資料をメールで送って欲しいといった簡単な内容でした

これがパワハラだと訴えられた内容です

それぞれの言い分

新入社員の言い分は

私の担当先の仕事ではないのに無理やりやらされた事が嫌だった

怒鳴られた

友人上司の言い分

新入社員の担当先では無いが上司の担当先であれば

チームでの仕事を手伝う以上

簡単なフォローをお願いするくらいは許容である

怒鳴る事はなく丁寧にお願いした

この二人の関係が良好であったかどうかはわかりません

本来ならば両方の意見を聞かなくては判断できない事ではりますが

上司目線でこの話を聞くと恐ろしいと感じてしまいます

診断書そして休暇

この新入社員はその電話連絡を受けた後

無断で自宅に戻り、その後出社をしなかったそうです

そして

うつの診断書を持参して休暇に入ったとの事です

友人上司は会社に対して内容を報告をするも

結果として部下が鬱状態になった事の責任は上司とされ

そして証拠がない以上はやっていない事の証明はできなかったのです

新入社員目線で考えると理不尽な仕事を強要された事によるストレスで

メンタルを病んでしまったという言い分

そんな事でメンタル病む?と考える方もおられるでしょうが診断書がある状態なので

筋が通っています

そういう世の中であります

悪魔の証明

パワハラについては診断書がある以上はやっていない事を証明するしかないのですが

悪魔の証明となります 

弱者が最強なのです

本件についえは新入社員が虚偽の行動を取ったとは決めつけている訳ではありません

人望もあり熱心で教育に関しては社の中でも

一目置かれていた人物であった事

私に嘘を付く必要が全くない関係である事をふまえて

上司擁護的な内容となっている事はお許し願いたいと思います

逆手に取られる可能性があるという事は知っておいた方が良いでしょう

今回のケースでのパワハラ対策とは

上司と部下という関係であっても対等であると考えて接していても

パワハラは起こりうる

こちらの許容と相手側の許容に差異があれば衝突するからです

また良い関係と一方が思っていても一方通行の可能性もあります

その良好な関係がいきなり終わる場合もあり

そうなれば今まで許せていた事が許せなくなり

以前の記録が持ち出されて被害を訴えられるケースもあるようです

適度な距離を取る事が重要です

友達みたいな仲であっても 友達ではありません

共に同じ目標を持った組織の一員、仲間でありますが他人や敵となる可能性

がある事を忘れてはいけないのかもしれません 今回のケースについてはそう感じます

私の友人上司は人間不信となり 退職届を提出する事となりました

悪魔の証明に陥らない為に

音声データや動画データなどは切り取りする事もできます

悪意を持って貶められた場合は証明するのは困難になるのです

パワハラを訴える時に音声データ、動画データ、メールなどの証拠が有効なのと同じで

上司層が自身を守るにも証拠が必要となります

口頭での指示は控えて下さい

メールを送る際はCCを付けて複数の人の目に触れる状態で送信してください

一対一の空間を作らないようにして下さい

基本的な事についてはマニュアルを作成して接点を少なくしてください

上記に記してある事は極端な事かもしれませんが

友人上司から言われた対応策です

まとめ

うちの組織は大丈夫だと言い切れますか?

これは組織の組み方や指導方法では無く

人間対人間の事だと考えています

いろいろな人がいる中で楽しくマネージメントをして欲しいとは

思っていますが

このようなケースが存在して病んでしまう管理職が存在したという事実

を知った上で

自身の組織の中で活かせる事があれば幸いです

パワハラは上司から部下だけでなく部下から上司というパターンも増えています

部下も上司も人間です

両者ともメンタルを病むような不幸な事が無い事を願います


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