企業に勤めていると
自身の勤める会社や得意先、仕入先、などで大なり小なり不正の話を耳にする事があります
横領などの新聞沙汰になるような事はは
1人にすべてを任せているような業務についてチェック機能が機能せずに
起こってしますケースが多いのではないでしょうか
そのような罪を問われるような不正の話ではなく
小さな嘘、虚偽の報告がなぜ起こるのか考察してみたいと思います
自分にとって都合の良い報告をしたい
上司の嘘の報告をしたところでバレないケースは多々あるでしょう
なので
都合の良い嘘の報告をしておけば その場を乗り切る事ができると考えています
そのような安易な発想で罪悪感も薄いままに虚偽の報告をする社員が存在します
仮に目標未達の際に外的要因により未達になったという報告が多い社員については
注意が必要かもしれません
上席者が相手先にも確認を取る事をお勧めします
確認しないまでも、そこまで詰めようとしなければ
虚偽の報告は続くかも知れません
現在ではノルマに対して厳しい対応を取る企業は減ってきています
上司が部下の先にいる得意先を知っていなければ
いくらでも言い訳ができる状況になっているのです
部下を信じたい気持ちは理解するのですが
もしも虚偽の報告なのであれば早い段階で正してあげるのも上司としてのやさしさだと思います
報告を上げてこない
悪い事ほど早めに報告するのがビジネスの鉄則ではありますが
そうはいかないのが現実です
報告してこない部下がわるいのか
上司に報告しにくい環境なのか
どちらかだと思いますがまったく違う性質があります
基本的には業務中に起こった事は会社への報告義務があります
なのになぜ報告しないのか
得意先からのクレームが発生した事を例に考えてみます
クレーム発生 ⇒ 取引縮小 売上ダウン
これくらいのクレームであれば担当レベルで対処可能で売上ダウンについても
適当な理由を付けておけば報告をしなくても隠蔽出来てしまうかもしれません
しかし
クレーム発生 ⇒ 取引停止 ⇒ 賠償請求
このように個人の裁量を大きく超えている場合でも報告を上げてこない社員がいます
まったく理解ができない
意味が解りません
しかし現実問題 そのような社員は存在します
そしてクレームがどんどん育って大クレームになったタイミングで
担当者からではなく 間接的に知らされて
管理責任の名のもとに得意先に謝罪に行った経験が多々ありました
そのような管理職を減らしたいと切に願います
部下からの報告は義務であり絶対でやって当然の事
ではありますが
そうは言っても報告をもらえないと困るのは上司です
相談しづらい、話しかけづらい、怖い、すぐに怒る
そのような場合は上司側にも問題があるかもしれません
報告は して頂くものです
当たり前にしてもらうものではありません
報告無くしては今までの経験を部下に伝える事もできません
クレームが起きる前に助言したり
部下に大きな成果を上げてもらう為にも
感謝の気持ちをもって日々報告を受けてあげましょう
そして風通しの良い環境を作りましょう
ただし、嘘つきは治りません切って捨てるべし

管理職から役員クラスへの忖度報告
このご時世にまだ恐怖政治を敷いている企業であれば 正直な報告を上げるのは困難
虚偽とはいかないまでも、忖度された報告を上げざるをえない状況の管理職はいるのではないかと思います
忖度報告
役員が指示した方法、方針で成果が上がらず 別の方法で成果を出したのに
役員が指示をした方法で成果が上がったかのような ただただ役員様が気持ちいい報告の事
サラリーマンとしては必要なスキルではありますね
『あの役員はこんな感じの報告にしておけば嬉しいんだろうな』
そのような報告を上げていませんか?
これが上層部で蔓延していたら企業は腐敗する一方でしょう
超優秀な経営陣であれば、指示通りに行動しておけば成果も付いてくるのでしょうけど
忖度方向を受けている事に気づいていない役員クラスは
すでに優秀では無いと考えた方が良いでしょう
悪化すると裸の大様状態となります
自分の示した方法について良い報告が入って来ているのに
思うような結果が伴っていない事になります
通常は結果が悪ければ方針や手段を見直すのですが
忖度報告に気づいていない裸の大様は
責任をアナタに向けて来る事でしょう
中間管理職としては上層部との円滑な関係も必要なのですが
過度な忖度報告は控えた方が良いでしょう
経営者の近くにYESマンしか置いていない場合は組織の
自浄作用も働かないので悪化しかありません
自分と部下を守るために節度をもって忖度報告を行うようにしてください
批判や意見を受け取らない経営者は見捨ててよいかもしれません

まとめ
部下からの報告が上がってこない場合は環境に起因していないか
自分と部下の関係、態度、距離感を見直して下さい
最終的には管理職が困る事になります
報告は部下様からして頂くものと考えましょう
管理職から役員クラスへの報告をする場合
円滑な関係を築く為とはいえ、過度な忖度報告は控えましょう
優秀な経営者は失敗や批判を受け入れる人だと私は考えています
勇気をもって真実に近い報告をしてください
会社は根っこから腐りません
頭から腐るのです
経営者の近くにYESマンしかいないなら その会社は腐り始めているかもしれません
過度な忖度報告はそれを加速させてしまうと思います
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