管理職が読む『反応しない練習』の要約 ブッダの教えをクールに解説

Life

独立派の出家僧 『草薙龍瞬』著 反応しない練習

感想としてはあらゆる問題は自分の中にあり相手にはない

まさに嫌われる勇気に近い内容も含まれており

この著書を読んで考え方や悩み方を変える事で

悩みを抱えている方の心の負担を軽くする効果があるのではないかと

思われます。

企業の中で様々な圧力を耐えながら

納得できない指示を会社員として遂行しなくてはならない管理職

にも読んで頂きたい名著である。

悩みの正体は心の反応であり それは解決できる

無駄な反応をしない

嫌な事をされたり、思い通りにいかない事があった時に

人間関係を壊してしまう反応は無駄な反応という事を理解しましょう。

上司部下の関係を利用して相手を屈服させたとしても

良い人間関係を築く事はできず

自己嫌悪に陥ってしまう

その時に自分の行った反応について反省をした時に

悩みが生まれているのです。

悩みを生まない為にも無駄な反応を行わない事を心掛ける必要があるのです

長く続く人間関係を意識して悩みを生まない反応をしましょう。

判断する心は人を夢中にさせ 時には猛毒になる

管理職(リーダー)とは決める事が仕事であると教わりました

部下に進む方向を示す事が管理職として重要だと、、、

それは間違いではないと思っていますが

この著書には判断をする事で自分が正しいと勘違いをしてしまい

承認欲求を満たされ気持ちよくなってしまうと書かれています。

判断する事は気持ちがいいので判断に夢中になっているとう訳です。

行き過ぎた判断は執着を生み

部下や自分自身を苦しめる原因になる事があると理解しましょう。

物事を決め、進む方向や手法を決める事は大切な事ですが

決めつけや、それ以外の方法を認めない考え方は毒になるという事です。

相手の反応を相手にゆだねると悩みは半分になる

相手と意見が別れた時

相手の反応を相手にゆだねる

相手は正しいと思って言った事は

アナタが間違いと感じたとしても相手にとっては正しい事なのです

それは否定はしないという事です。

自分と意見が違ったとしても、仮に間違いだと感じたとしても

相手にとっては正しい事と理解しましょう

十人十色で自分と違う意見があって当然の事

違って当然なのです

自分の意見が正しいと考えている場合は

相手も同じ考えであると妄想してしまうものです

さらに自分は正しいという承認欲求もあり

違う意見、考え方に対して自分が否定されたように感じ

怒りで反応してしまうのです。

部下の考え方が管理職と違ったとしても当然です

部下は未熟だからあなたの部下なのです

部下が正しいと思う考えを怒りで反応するのはナンセンス

それを理解していない上司の元にいるなら困った事になりますが

応えは同じ

意見は違って当然で怒りの反応をする必要はありません

悩まない為には

相手と自分の反応を分けて考える事が大切なのです。

【重要】妄想が 気になる心理を作り出す

ここでも承認欲求が語られています

相手に嫌われているだろうか?と不安になる事は

自分自身が生み出す妄想という事になります

相手に認められていないという思い込みが

嫌われているかもしれない そして絶対に嫌われている

そう妄想してしまうと

こちらも相手を嫌いになる事でバランスを取るしか無くなる

そして悩みが一つ増える訳ですね

仮に過去にいざこざがあったとしても

過度な思い込みは禁物です

どのような思いも妄想に過ぎないと考える事が良いでしょう

嫌な上司や部下はアナタが思っている程、アナタに興味が無いかもしれませんし

仮にいざこざがあったとしても、アナタのすべてを嫌いになっている訳ではないのです

マイナスな過去の思い出に自身の心を掌握されてはいけないのです

まずは自分を頼れ!

人は満たされる事を望んでいますが

それを自分以外にものに答えはないという事です

決して他のものにすがらず、自分自身をよりどころにするしかないのです

満たされる為にお金やモノ、地位を求めます

幸せになる為には外の世界で価値があるとされているものを手に入れれば満たされる

と考えがち

しかし、結果として自分には何かが足りないという心の渇きを感じるのです

目に見えるモノを得たとしても欲求はみたされる事は無く

そのループの中にいると満たされる事はないでしょう

自分の本質が成長し自分を信じられるようにならなくてはなりません


まとめ

心は求め続けるものと理解する

求める心があるので人の心は反応してしまう

その心の反応が悩みを作り出している事を理解しましょう

自分は正しいと判断した事は自分にとって正しく思えますが

そう判断した時点で間違ったものになる

人という物は一部しか見えておらず、どう考えても自分が正しいという考えは

自分の考えでしかありません

自分が正しいと判断しない事を常に心がけておきましょう

反対意見に対しても、こういう人もいるが、私はこうしようと明確な境界線を引きましょう

【重要】記憶に反応している自分を冷静に判断する

過去の記憶を引きずっている反応の事です

相手と言い争いになり、その場を離れても相手の事が頭から離れず

むしゃくしゃ、イライラが収まらない時は

その原因は相手ではなく

あなたの記憶だと理解してください

嫌な記憶がよみがえりイライラしている自分がいたら

記憶に反応している自分がいると冷静に理解をしましょう

すべては自分が起こしているストレスなのです

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