成果が出ない部下に対して様々なアプローチをおこなっている中で
良い結果がでない場合
大人の発達障害の可能性に行き着く方も多いかと思います
今や10人に1人が大人の発達障害と言われており
それは個性の一つであるとの考え方もあります
しかしながら
仕事の中で成果を出せずに悩んでいる部下に対して
別のアプローチを行い
それぞれに合った指導を行う事で解決に近づく事ができるかもしれません
管理職は発達障害についての知識を付けておいて損はないでしょう
※医学的な専門知識に基づく内容ではありません
実際の体験した内容を織り交ぜて記事にしております。
アスペルガー症候群
知的障害を伴わないものの、コミュニケーションについて特異性が認められる
自閉症スペクトラムの一種とされています
特定の分野へこだわりが強いようです
それではどのような特徴があるのでしょうか?
明確な指示がないと行動に移せない
指示を出す側からすれば、期間やクオリティなどに遊びを持たせる場合がありますが
それでは行動に移せないのです
部下が期日を守れない場合や指示した事が行われていない場合などは
指示が曖昧でなかったか考えてみて下さい
ピンポイントの適格な指示に変えてみましょう
会話の行間が読めずに冗談が通じない
これは、社内においてであれば周囲の理解があれば解決される事はあるかも
しれませんが
例えば営業職、コールセンターなどの外部の方と接する場合は攻略のハードルは上がります
私が営業職の管理職をしていた時に部下の得意先の方からの
苦情まではいかないまでも、今の営業員さんとは話がかみ合わない
結果として重要な仕事を依頼できないと言われて事があります
不誠実であるとか、スキルが低いであるとかのクレームでは無く
話が嚙み合わない事で信用を棄損してしまう可能性があり
それゆえに成果が出ない為に本人も悩んでしまう可能性があるので
他の社員以上に社外との状況について気にかけてあげる必要があります
スケジュール管理できない
これは曖昧な指示により行動に移せないと似ていますが
優先順位を付ける事が苦手である事により
請け負った仕事が時間内に終わないからだと思われます
その人のこだわりポイントによりますが
仕事の提出期限を重んじ過ぎると中身は空っぽの資料を持ってきます
仕事の数を減らしたいだけの人は重要度、期限を考えずにギリギリまで時間を使い
できるだけ多くの案件をこなそうとします
結果としてどちらも成果が出にくい状況となり
出来上がった仕事と手を付けていない仕事を確認した時に
効率の悪いスケジュール管理で進めていた事がわかります
仕事の進捗状況を含めて細かな確認をしてあげる必要があります
名前を呼ばれないと自分の事だと気付けない
雑談時だけでなく、グループミーティングの場でも
あきらかに本人の事を話していても、気づかない事がしばしばあります
没頭している時でも周囲の物音が聞こえる人とそうでない人
周りと自分を遮断してしまう場合があるそうです
学生時代は集中力が高いと言われていたかもしれません
私の勝手なイメージですがクリエイティブな仕事の人に多いような印象です
0から何かを生み出すような時には高い集中力を長時間維持する必要があるのだと
考えられます
しかし一般企業であれば
君の事について話をしているのに聞いているのか?と言われてしまいます
これも個性なのです
その人の事について話をするのであれば声を掛けてあげれば良いのです簡単な配慮ですよね
まとめ
部下の成果が出ないのはその上司の責任と考えて行動を変える
それが仮にグレーゾーンと言われる大人の発達障害であったとしても
簡単にあきらめてはいけません
本人たちは成果が出ない事、周りと自分が違う事で悩んでいる場合があります
結果として抑うつなどの心の病気に進んでしまう場合も多いと聞いています
周囲が協力する事で解決できる事もあると思います
また、本人が発達障害である事を理解している、いないによっても
大きく対応は違うと思いますが
まずは明日からできる内容として今回は終わりたいと思います。
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