管理職が読む 養老孟司著『バカの壁』バカな上司 バカな部下

Life

2003年に出版された累計440万部以上のベストセラー作品です

著書は東京大学名誉教授である養老孟司氏です

話せばわかるなんて嘘っぱち。なぜならバカと賢い人には壁があるから

思い当たる事はありませんか?

・何度も同じ説明をしているのに理解してもらえない

・同じ説明をしているのに理解してくれる人とそうでない人がいる

・何を言っても否定的で歩み寄ろうとしない

こちら側がバカではないという前提にはなりますが

この壁はバカと賢い人との間にあるのがバカの壁になります

この壁は性別、学歴。IQなどは関係ないようです

物事の理解力は左程関係がないという事になります

バカとは理解力が低いと考えがちですが

この本によれば

『自分の知らない世界を知ろうとするかどうか』

バカな人は自分の世界以外を知ろうとしない、自分の世界が全てだと思いこんでいる人

賢い人は自分の世界以外を理解しようとする人である

バカな上司と賢い上司

バカな上司

会社で例えてみましょう

上司は自分の経験の中で得た経験で部下に話をします

それは当たり前にどの企業でも行われている事だと思いますが

バカな上司には 新しいやり方が採用されるケースは無いと言えるでしょう

なぜか

自分の世界の中の成功体験以外を信用しておらず

間違いないと思い込んでいるからです

部下が新しい手法を提案しにきても

全力で却下や否定はしないまでも

なんやかんやと、いちゃもんを付けて受け入れてくれません

まさに、双方の間に『バカの壁』があると言えるでしょう

その壁を突破する事は至難の業となり、結局はその上司の手法で事を進める事になります

よくある話ですが頭が固い上司だなと感じた場合はこの壁があるのかもしれません

賢い上司

自分の発想では思いつかない事が提案された時に興味を持って接してくれる人でしょう

頭が固いの逆にやわらかいと表現される人はこれに該当するのではないでしょうか

なぜそのような発想になったのか?

どのタイミングで思いついたのか?

なぜ自分はそれを思いつかなかったのか悔しがるくらいに人は賢い上司になります

あなたの上司はバカですか?賢いですか?

あなたはバカな上司になってはいませんか?

バカの壁をつくってしまう3つの特徴

・わかった気になりがち

・個性を大切にしがち

・正解が一つだとおもいがち

・わかった気になりがち

 少し調べたり、聞いただけで理解した気になってそれ以上知ろうとしない事

 新しい知識に触れて満足するだけならまだ良いのですが

 100%理解した気持ちになってそれ以上の情報をしる必要がないと判断してしまう人

 そのような人に説明していても『はいはい知っている知ってる』といった感じになり

 壁ができてしまう

 そして声は届かない訳ですね

・個性を大事にしがち

 個性を大事にする事が誉れである  そのような風潮にありますが

 著書である養老氏は『個性を伸ばせばいいなんて嘘だ』と言います

 個性とは他人と違うところですが

 普通なら思いつかない手法を編み出しりする事も個性なら

 逆にだれも思いつかないような迷惑な行動を取る事も個性となります

 社会の中で認められる為には、社会全体から受け入れられる必要があります

 個性ばかりを主張し、他人との差別化だけを気にしている人は成功しないという

 考えかたです

 個性という曖昧なものより

 相手が何を思っているのか想像する力を養うべきだと著書は述べておられます

 たしかに個性だけが目立った人が集まったところで一般的な組織は形成できそうにありませんね

正解が一つだと思いがち

 まず世の中には絶対的な答えはほぼありません

 個人ごとに前提が違ってくる場合を考えれば絶対的な答えは無いといえるでしょう

 それなのに自分だけが正しい  あの人が言っていた事だから間違いない

 そう思い込む事で『バカの壁』で他からの情報を遮断してしまう

 少なくとも正解は複数あると考えておかなくてはならない

 今導きだしている答えは自分なりの答えだと考えておく事が大切です

バカの壁を作らないために覚えておく事

・学ぶ姿勢を忘れない事

・相手の気持ちを想像する事

・他人の意見を受け入れる事

・アウトプットを積極的に行う事

個人的には相手の気持ちを想像する事が響きました

営業で得意先と商談する時も

社内で上司、部下に接する時にも大切だと思います

どんな仕事でも相手はいます

相手が自分の成果を決めるのです

商品を買ってもらった

上司に評価をしてもらった

部下が育った、成果が出た

全ての結果は自分の責任です

相手の気持ちを想像できなくては成果は得られません

得意先や上司、部下に高い壁を作っていては成果を出すのは難しいでしょう

まとめ

さて要約を書いていて気になった事がありました

わかった気になりがちな人がバカの壁を作る

この短い文章を読んでわかった気になる人は少ないかとは思いますが

書籍を手に取るキッカケづくりには良いのではないかと思って書いてます

書籍を買わないまでも

気になるワードについては検索されるなど

探求のキッカケになれば幸いです

知識に触れてさらに探求する事で壁を低くしていきましょう

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